早退した日の帰り道に食べたミスドが美味しかった話。
たとえ私へあからさまな嫌悪感を向けてくる人に対してでも、
悪口は言ったところで別にスッキリしない。
それどころか、自分が生んだ負のパワーを持つ言葉に侵食されて
自らの体力を消耗してしまう性質なので
普段他人にひどく怒ることも、暴力的な感情も言葉も持つこともありません。
でも今日は、何かがいつもと違う。
怒って、冷めて、呆れた後で、私はあなたが恥ずかしい。
見ていられない、耐えられない。
負の引力に圧倒されて、あなたの前に立ち尽くす。
呆然と傍観するしか手段がないほどに、この世の中(私の世界)であり得ない。
私は感覚や本能が超正常で研ぎ澄まされているので、身の周りでヤバい人に出会ったとき、直ちに気づけるし速やかに距離を取ることができる。(←生きる天才ですね)
私を傷つける対象を見極めたり避けたりできるので、とりあえずは死なない。
だけど、それが出来ない人も、きっとたくさんいるんだろう。
隣の席の男の子にブスと言われ学校早退してミスド食べながら帰宅したあの日から、
私は生きていけるようになった。